今までいろんな種類のシールの特徴や加工方法についてご紹介させていただきました。
今回は1枚のシールの構造について図解付きでご紹介させていただきます。
一般的なシールは「表面加工」、「素材」、「糊(粘着面)」、「台紙(セパレーター)」の4層から構成されています。
表面加工をしない場合は3層構成のシールになります。
材質構成の組み合わせを決めるには、被着体(貼るもの)、デザインの内容、使用環境など多面的に検討する必要があります。
・表面加工
ラベル・シールの表面に加工を施すことで、表面を保護することはもちろん、違った印象を与えることができます。
■ラミネート加工(艶あり・艶なし)
■ハーフラミネート加工
■糊殺し加工(部分糊)
■箔押し加工(金・銀・色箔)
■エンボス加工
■クリスタルドーム加工
■リオトーン加工
■厚盛印刷(シルク印刷)
・素材
ラベル・シールを印刷する素材には大きくわけて紙系素材とフィルム系素材の2種類があります。使用用途や、使用する環境の条件によって素材をお選びください。
・糊
シールの素材と同様に、粘着剤も使用用途に応じて選択する必要があります。しっかりと貼りつけることができる強粘着や、一度剥がしてもまた同じように貼ることができる再剥離糊、特殊な環境でも安心して使用できるタイプなど、様々な糊があります。
・台紙
シール素材をのせている紙を台紙(セパレーター)と呼んでいます。紙とフィルムが素材として使われており、使用する機械や作業環境を考慮しなければなりません。
この4構成をお客様のお見積もり内容やお問い合わせ内容をヒアリングし、使用環境に合った最適な組み合わせをご提案させていただくのがオペレーターのお仕事です。!!∑d(≧▽≦*)
お客様と対面でヒアリングするのではなく「言葉のみ」でシールの仕様を決めます。
わずかでもご不明な点がある時はご遠慮なくお問い合わせください。
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