シール素材で人気ミラーコート紙
素材の白色が美しいため、写真などを印刷した時にとてもきれいに再現できると人気の素材です。表面にツヤがあるため、発色性に富んでおり、色の再現性ではおススメのシール素材。手頃な価格で、見栄えの良い光沢のあるシールが作成できるのが特徴です。グロスやキャストコート紙(強光沢紙)とも言います。
ボールペンや油性サインペン等で書き込みも可能です。
- ・強い光沢が特徴
- ・ツルツルとしたさわり心地
- ・紙自体に耐水性はない
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ミラーコートは変色にご注意!
素材の白色が美しく、印刷の発色も良いことが最大の強みですが、その反面「美しい白」は、光に弱いことがネックです。
ミラーコートは製造後、時間の経過とともにシールの縁からうっすら黄色く「変色」が進みます。
もちろん全ての紙素材が、経年劣化や太陽などの光で変色はしますが、ミラーコートは、短時間で変色が進むことがあるので注意が必要です。
蛍光灯の光でも黄ばみが進みます。
この変色の原因は、光だけでなく温度や湿度などでも起こるため保管状態でも変色の状態が異なります。
変色に特徴あり
ミラーコートの黄ばみ方は、端から徐々に黄色味を帯びていくように変色します。
一気に、一面が変色するわけではないため、白い部分が多いデザインのものは劣化した感じが否めません。
使用期限の目安
原紙メーカーが推奨している使用目安は3か月から半年とされています。
ですが、前述したように、保管状況で異なるため、あくまでも目安としてください。
対応策
対応策としては、使用しないシールは袋に入れて、なるべく空気に触れず、湿気を持たせないようにし、光が当たらない暗所で保管しましょう。納品時の段ボールのままでは、湿気を帯びるため変色の原因になりやすいのでご注意ください!
その他、仕上げにラミネート貼り加工(Pet貼りやPP貼り)を施すと劣化を防ぐことができます。
- ・デザインでシール素材の白色部分を減らす
- ・シールの四方を色囲みなど縁取りで色を付ける
- ・表面にラミネート加工を施す
ミラーコート紙おススメの用途
日々、コンスタントに消費される商品やノベルティシールなどに向いている素材です。
- ・たまごラベル
- ・表示シール
- ・JANコード
- ・生鮮食品、お菓子ラベル
- ・キャラクター、ロゴシール
- ・ノベルティシール
- ・プリン帯シールなど
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シールの素材となる「原紙」の違いは、手触りや見た目だけでなく、時間や経年で劣化しやすい素材もあります。見た目や金額だけでなく、「どのような商品に使うのか」といった目的や用途に合わせた素材や加工を選ぶことも大事です。
このように、デメリットを知った上で対応策もありますので、まずはお気軽にご相談ください。
ご予算に合わせた素敵なシールやラベル作りをお手伝いいたします。
▼その他ご参考
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