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バーコードシールとは?

まずはバーコードシールの概要を見ていきましょう。

バーコードシールとは?

バーコードシールとは、バーコードが印字されたシール全般を指します。バーコードとは、バーとスペースを配置し、規則的に組み合わせることによって表される識別子で、バーコードスキャナという光学認識装置によって数値や文字などを読み取ることができます。
一般的な市販の商品のパッケージにはバーコードが貼付されています。
バーコードに含まれる情報は商品ごとに異なるため、商品ごとに異なるバーコードを印刷します。

バーコードの種類

バーコードには世界で使われている種類がいくつか存在します。中でも共通商品コードと呼ばれるコードは世界的に使われており、構成は世界共通です。
共通商品コードは、UPCとEANの2つに分かれます。UPCは「Universal Product Code」の略称で、米国で規格化された共通商品コードです。
EANは「European Article Number」の略称で、UPCをもとに欧州で規格化された共通商品コードです。日本ではEANの一つであるJANが使われています。
JANは「Japanese Article Number」の略称です。商品に付与され、商品管理に用いられています。スーパーマーケットやコンビニエンスストアのレジでバーコードをスキャンすると価格が表示されますが、これにより購買する商品の情報をレジに登録しています。

【関連ページ】
>バーコード・JANコード

バーコードシールの用途

バーコードシールの主な用途を紹介します。

商品管理用

一般的な商品に貼付されているシールです。JANコードのバーコードが印字されており、商品の在庫管理などに利用されています。

工程管理用

生産現場で利用されているバーコードシールです。生産工程の開始と終了、生産内容の確認、作業時間、作業履歴などの生産の工程の情報を含めておくことで生産効率を上げることができます。

資産管理用

資産管理用として、バーコードに管理番号や管理部門名、購入・リース年月といった資産情報を付与します。これにより組織の資産管理が適正化します。

図書館管理用

図書館の管理システムで利用されているバーコードシールです。図書館の所蔵図書や資料すべてに貼付され、貸し出し情報を確認できます。

医療検体管理用

医療関係の研究の場で利用されている検体一つ一つを識別するためのバーコードシールです。

賞味期限の情報管理

近年は食品ロス削減のためにバーコードに賞味期限の情報を含めておき、消費者が購入した商品をスキャンすることで情報を登録しておくことができる仕組みが生まれています。
他にも多様な用途やシーンでバーコードシールは活用されています。バーコードシールは私たちの生活に欠かせない重要な役割を果たしています。

バーコードシール印刷に利用される素材と印刷方法

バーコードシールと一口に言っても、さまざまな種類があることがわかります。
一例として、JANコードのバーコードシール印刷に利用される素材と印刷方法をご紹介します。

素材

素材に関しては、用途や使用期間、印刷適性、コスト、調達しやすさなどを考慮して決める必要があります。また、バーコードは機械で読み取る必要があるため、高い印刷精度が求められます。素材についても高い印刷精度を保つことができるものを利用する必要があるでしょう。
バーコードシールに使われる素材は一般的なシールに使われるアート紙やミラーコート紙、フィルムなどです。
アート紙は表面に顔料を塗工した紙素材の用紙です。上質紙よりツヤがありますが、ミラーコートほどはありません。カラー印刷でも特色印刷でも発色が良いのが特長で、汎用的に使用されているシール素材です。

>アート紙|シール素材の紹介

 

【よくある質問はこちら】
特色印刷は可能ですか。

 
ミラーコート紙は、表面にツヤがあり、発色性に優れており、色の再現性を求める場合に最適です。バーコードを含む商品用ラベルにもよく採用されています。

>シールの変色にご注意!変色しやすいミラーコートとは?

印刷方法

一般的によく使われているのはオフセット印刷です。画像の再現性が高く、バーコードもきれいに印刷できます。
その他、グラビア印刷や活版印刷、シルク印刷で行われることもあります。

バーコードシール印刷を失敗しないための注意点

バーコードシール印刷を行う際に、失敗しないための注意点をご紹介します。

素材や印刷方法の選択を適切に行う

バーコードシールは、バーコードを読み取りなければ意味をなさないため、バーコードの印刷には精密さが求められます。そのため、素材や印刷方法の選択が適切に行う必要があります。
単に見映えが良い、質感が良いといったことだけでなく、バーコードがきちんと印刷されるかという観点からも選ぶ必要があります。

JANコードのサイズ規定などの知識も必要

バーコードを印刷する際にはJANコードが多いと思われますが、JANコードはサイズ規定があり、色は黒100%が基本です。JANコードの基準サイズは横37.29mm×縦25.93mmであり、この基準サイズから0.8倍〜2倍まで縮小・拡大を行うことができます。
このようにJANコードのシールを制作する際には、規定に則ることが必要になります。自分で印刷する場合には、事前に知識の習得が求められるでしょう。

バーコードシール印刷の実績のある会社に委託したほうが賢明

素材や印刷方法の適切な選択や、JANコードのサイズ規定などの知識の必要性を踏まえると、バーコードシール印刷を自分自身で行うのはハードルが高いといえます。最も賢明と思われるのは、バーコードシール印刷の実績を豊富に持つ会社に委託することです。用途に応じて規定に則った、最適なバーコードシールを提案してくれるでしょう。

まとめ

バーコードシールは、さまざまなシーンで利用されている特殊なシールです。作成を希望する場合には、ぜひ丸信のラベル印刷・シール印刷サービスにご依頼ください。
複数タイプのバーコードシールを取り扱っており、用途に応じて最適なシールを作成いたします。

安心のサポート、10,000社以上の実績

これまでに10,000社以上の実績を持ち、仕様策定からデザイン・印刷加工・出荷までシール作成に関するあらゆる業務をサポートします。

確かな技術力

さまざまな印刷機を約60台保有しており、原紙や粘着材、インキなどの知識や技術を有したオペレーターも在籍しています。これまでの経験で培った知識や職人的な技巧の数々で、お客様の大切な商品づくりのお手伝いをいたします。

CO2ゼロ印刷

当社のシール・ラベル、パッケージ等の印刷工場を含む本社事業所は、二酸化炭素(CO₂)排出量が実質ゼロ(※)となる仕組みで運用しています。
※「サプライチェーン排出量」のスコープ1およびスコープ2が対象。

シールやラベル印刷でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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