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シール印刷後のカットの意味と種類

シール印刷後のカットとは何を指すのか、またその種類を解説します。

シール印刷後のカットとは?

カットとは、シールの仕上げの方法の一種です。シール用紙に印刷した後、必要な形状に裁断します。シールは1種類を何十枚、何百枚と印刷することが多いため、同じ大きさに切り揃える必要があります。

シール印刷後のカットの種類

シール印刷後のカットにはさまざまな種類があります。それぞれの特徴を確認していきましょう。

・シートカット

シートカットとは、一枚のシートに複数枚のシールが貼られている状態の仕上がりです。一枚のシートに何枚のシールにするかはシールの寸法によって変わります。例えば、2列×5段や3例×10段などが挙げられます。機械貼りではなく手貼りのシールに適しています。

1枚カット

1枚カットとは、1シートに1枚だけ貼られている仕上がりです。大きいサイズのシールや、1枚ずつ配布することを目的とする場合などに利用されています。

・断裁

1枚カットに似ていますが、こちらは左右上下の側面を断ち落としてあるため、シール台紙の余白がありません。つまりシールと台紙がまったく同じサイズとなります。台紙にスリット・背割りと呼ばれる切り目を入れておくと、剥がしやすくなります。ステッカーなどによく利用されます。

【よくある質問はこちら】

1枚ずつカットしてバラバラで納品してもらえますか?

・ブチヌキ・変形カット

四角形ではなく、変形のステッカーなどは、抜き型を用いてシールを台紙ごとブチ抜く方法です。断裁と同様にシールと台紙とがまったく同じサイズです。

シール印刷のその他の仕上げ方法

その他にもカットに関連する仕上げ方法があります。よく行われる仕上げ方法をご紹介します。

【抜き加工】

フルカット

フルカットとは、先にご紹介したように、シール用紙も台紙も糊もすべてまとめてカットする方法です。抜き加工の一種です。

ハーフカット

ハーフカットは、シールの台紙部分をカットせずにシール用紙と糊などのシール部分のみをカットする抜き加工の一種です。つまり台紙を残し、シール部分にだけ切れ込みを入れます。ステッカーやノベルティシールなどの特殊な形のシールなどによく利用されます。

【カス上げ】

カス上げとは、シールを台紙から剥がしやすくするため、シール以外の余分な部分を取り除いてから納品する方法です。

【ロール仕上げ】

ロール仕上げとは、文字通り、ロール状に仕上げる方法です。ロール状にシールを巻いた状態で、一巻にシールの枚数を500枚、1000枚、1500枚と指定することができます。
自動ラベラーという機械貼りのできるものに設置して利用できます。その他、天井からつるして手貼りするような作業シーンでも利用されます。
シールの巻き取りは、外(表)巻きと内(裏)巻きがあり選択します。



シール印刷後のカットの依頼方法

シール印刷後のカットを印刷会社に依頼する方法をご紹介します。

カット方法を選択する

シートカット、1枚カット、断裁、ブチヌキ・変形カットなどから、希望のカット方法を選択します。シールを貼る利用シーンや用途によって変わってくるでしょう。また必要に応じてハーフカットやカス上げ、ロール仕上げも検討しましょう。
どのカット方法が最適かわからない場合には、印刷会社に相談するのをおすすめします。

データ作成時に指定することも可能

カットを依頼する際に、入稿データを作成する際にカット位置を指定できることがあります。詳細は印刷会社によって異なりますが、ここでは例として丸信のシール印刷・ラベル印刷サービスでのケースをご紹介します。
Illustratorでデータを作成する際、デザインデータとは別に「カットライン」というレイヤーを一番上に作成しましょう。
カットラインとは、どこをどのような形状でシールに切り出すかのラインです。パスにて指定します。 この「カットライン」レイヤー内にパスを作成することで、パスの位置と形にあわせてシールを作成します。希望の位置でカットしてもらえるメリットがあります。

シールのカット方法の重要性と刃型の種類

シール印刷においてカットは重要です。その理由とともに、カットする手段についてもご紹介します。

シール印刷におけるカットの重要性

シール印刷を行った後、いくら品質の高いシールを制作したとしても、正確な形状にカットし、抜き加工を適切に行わなければシールが完成したとはいえません。つまりカットまでがシール印刷なのです。正確にカットされていなければ、シールとして役に立ちませんし、使いづらくなってしまいます。シール印刷にとってカットは非常に重要です。
カットをする手段には、刃でカットするのが一般的です。近年はレーザーでカットするレーザーカット加工も取り入れられるようになりました。刃型の種類やレーザーカット加工について見ていきましょう。

刃型の種類

刃型には、主にゼンマイ刃や腐食刃が使われます。

・ゼンマイ刃

金属などの板にラベルの形状の刃を組み込み、印刷と同時にカットします。小ロット生産の場合やシール用紙に厚みがある場合によく利用されています。

・腐食刃

腐食刃とは、金属板にシール形状に合わせて凹凸を施したものです。切れ味がよく高速で使用することが可能です。また複雑な形状にも対応しやすい特長があります。よって大ロット生産のときや変形シールの場合に適しています。

レーザーカット加工

丸信のシール印刷・ラベル印刷サービスでは、シールの抜き加工の一部をレーザーカット機という抜き機で加工しています。手術で使うレーザーメスと同様に、光のエネルギーを点に集合させることで切ることができます。
レーザー照射により、mm単位という細かい間隔でのシール抜き加工、型抜きではむずかしい特殊なデザインの変形シールや、変形ラベルの切り抜きも可能です。
レーザーカット加工なら、刃型不要でカットできるため、ラベルの単価は上がるものの、大幅なコストダウンになります。
切れムラがないという品質面でもメリットがあるとされています。一般的に、ハーフカットされたシールで、一部が切れていないシールが出てしまうことがありますが、この切れていない現象を切れムラと呼びます。レーザーカット加工は、周りとラベルの間にレーザーの溝ができるために切れムラが起きずにラベルが剥がしやすくなります。

まとめ

シール印刷後のカットの種類や仕上げ方法、カットの重要性についてご紹介しました。シール印刷を希望する場合には、ぜひ丸信のシール印刷・ラベル印刷サービスにご依頼ください。

安心のサポート、10,000社以上の実績

これまでに10,000社以上の実績を持ち、仕様策定からデザイン・印刷加工・出荷までシール作成に関するあらゆる業務をサポートします。

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さまざまな印刷機を約60台保有しており、原紙や粘着材、インキなどの知識や技術を有したオペレーターも在籍しています。これまでの経験で培った知識や職人的な技巧の数々で、お客様の大切な商品づくりのお手伝いをいたします。

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当社のシール・ラベル、パッケージ等の印刷工場を含む本社事業所は、二酸化炭素(CO₂)排出量が実質ゼロ(※)となる仕組みで運用しています。
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