描かれた絵やロゴなどが立体的に見える3Dデザインのシールは多種ありますが、その中でも「箔押し加工(ホットスタンプ)」を使ったものは見栄えも豪華。商品価値を上げる効果も期待できる特殊加工のラベルシールとして人気です。
その中でも、角度や光線で「立体的に見える」シールの加工法「サイジング箔」について解説します。
金や銀などの「箔」に、特殊な加工を施して凹凸をつけ、光の反射でできる陰影を利用して模様や絵を表現する”箔押し加工”の一種です。
線で面を表現し、更にその線の向きで立体感を出します。
線の細さで繊細な模様を表現したり、少し太めの線で力強さを出すなど、デザインによって変化があるのも面白いところです。
平滑な「箔」に凹凸を細かく施すので、一般的な「箔押し」よりも繊細な模様と立体感を出すことができます。
浮き出したように見えるので、芸術的な要素として使用するのも効果的です。
凝ったデザインになるため、他の商品との差別化はもちろんですが、高級感に個性を出せるのが最大の魅力でしょう。
また、特別感を出すといった点では、インバウンド向けの商品や贈答用としても効果的です。
一般的な「箔押し」加工と比べ、3D効果でインパクトを与えるため、消費者の記憶にも残りやすい、視覚に訴えるデザイン性があります。
デザイン性の高い箔押し加工のひとつに「チェンジング箔」という加工があります。
2種類以上の絵や文字を1枚(ひとつの面)で表現できるものです。角度によって違う図柄が現れるように作られているのが特徴です。一般的には、左右2方向からの見え方が異なるものが主流です。
方向(角度)の違う線の組み合わせで面を表現しています。そのため、光の反射の違いで立体的(3D)に見えます。目の錯覚で遠近感を出すトリック画のような技法です。
細かい技術を駆使してつくるラベル(シール)ですので、商品の偽造や模倣といったことへの抑制にもなります。
大事な商品を守る意味でも有効的な技法です。
ちなみに・・・
チェンジング箔もサイジング箔も、1つの版で「箔押し」加工を施します。
下の写真でも分かるように、こまやかな線は、版の段階で施してあります。
版を作る際には、先ずはデザイナーが平面で色分けを行います。それに沿って線の角度(方向)を変えて版が作られます。
サイジング箔加工もチェンジング箔加工も、版の作り方はもちろん、出来上がりの精度の高さが求められるラベル(シール)です。
どのような角度にすれば、より良い見た目になるか。光の反射が美しいかなどは、デザイン画から版の作成も経験と技術力を誇る当社へお任せください。
デザインに合った原紙の選択から、箔の種類の選択など、専門のスタッフがご相談に応じます。
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シールは、適切なシール素材・表面加工を選択する必要があります。「ラベル印刷・シール印刷.com」は、印刷会社の直営サイトですので、シール作りに関する様々なノウハウがあります。ご使用方法、貼る対象物、ご使用環境、貼付期間などの詳細をご教示ください。 最適な素材でお見積もりをご提案いたしますので、お困り事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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