和紙シール・和紙ラベルとは、その名の通り和紙に粘着剤を塗布して作られたシールやラベルのことです。 シールを貼る用途は様々で、お酒やワインの商品ラベル、雑貨のワンポイントシール、和菓子のシールなどによく使われます。和紙シールというと、和紙の繊維が入っていて和風商品へ貼付されているイメージが強いですが、クレープ・コットンなど、様々なバリエーションがあり、ワインやジュースなど洋風な商品ラベルにも使われています。
和紙シール・和紙ラベルには以下の様な特徴があります。
和紙シール・和紙ラベルは主に以下の用途で使われています。
・日本酒ラベル ・ワインラベル ・ジュースラベル ・雑貨やお土産のワンポイントシール ・和菓子の商品シール ・千社札シール ・アロマオイルなどのラベル ・高級なギフト商品 ・オーガニックなイメージの商品 (その他にも使用用途はアイデア次第です。用途についてはご相談ください。)
和紙シールの特徴としては、ミラーコート紙やアート紙など表面がコーティングされている用紙と比べて光沢がなく、表面に和紙の繊維や凹凸があることが挙げられます。
和紙シールは、用紙自体に風合いがあるため、単色のデザインや、箔押し・エンボス加工との相性も抜群です
また、耐水加工を施した和紙フィルムという水濡れに強い和紙風素材もあり、こちらは飲料ラベル等の耐水性が必要な場合にご使用頂けます。
和紙シールのバリエーションをご紹介します。
「和紙」と一言で言っても、色々な種類があります。一般的に和紙と言えば紙の繊維が太く分厚いイメージですが、もちろんそのような和紙もありますし、和紙特有のうねる様な繊維の模様が入る、まるで雲の中と龍が飛ぶがごとき”雲龍和紙”。金銀がちりばめられたより古風な高級感を漂わせた”金銀ちりばめ和紙”。昭和天皇が即位にちなんで名づけられたという”和紙大礼”は先述の雲龍和紙ほどでないですが適度な繊維が和風感をかもしだしています。そのほか令和の元号発表の際に”令和”と書かれた”奉書紙”は古くから古文書などに使用されています。
・和紙白(雲龍和紙)・クリーム:一般的な和紙素材 ・和紙大礼:和紙白よりも太い繊維が散りばめられている素材。 ・和紙クレープ:表面に凹凸がある素材。 ・和紙金:太い繊維と金・銀粉が散りばめられている素材。 ・和紙コットン:ざらざらした手触りで、ナチュラルな素材。 ・和紙奉書:細いストライプが入った素材。 ・和紙金がすみ・銀がすみ:金艶・銀艶の表面を和紙繊維で覆った素材。 ・和紙草木染:茶色く細かい繊維が少なめに散りばめられた素材。 ・和紙吉兆 白:金と銀の繊維が散りばめられた素材。 ・和紙フィルム:フィルム素材で作られた耐水性のある素材。
手漉き和紙ラベルは主に高級な日本酒ラベルや焼酎ラベルに用いられます。 ■手漉き和紙の特性 手漉き和紙の為、1枚1枚紙の厚みやサイズが微妙に異なるため、印刷したデザインの位置が若干ズレる場合があります。
また、夾雑物(異物)が入ってしまったまま製造されてしまうことがあるため、
白い紙の中に黒い点が残っていることがありますが、それが「手漉き和紙」の特性・風合いになります。 ※粘着がついていない手漉き専用の和紙素材です。 ※粘着有りの和紙ラベルとは可能な加工方法が異なりますので詳しくはお問い合わせください。
和紙のシールの作り方は、 ・自分で和紙風のラベル用紙を準備してプリンターで印刷する ・ネットでシール印刷の依頼をする この2つのどちらかの方法を選ぶことになります。どちらの方法にもメリット・デメリットがあります。シールが完成した後に後悔しない方法を選びましょう。
自作のメリットは送料や手数料がなく、価格が抑えられることです。
また、自分で作成するため、短納期に間に合わせることができます。
和紙はしわになりやすく、個人では印刷が難しく見た目が綺麗にならないケースが多いです。
何度も失敗し、無駄な費用がかかってしまう場合があります。
ネット注文のメリットは専門業者なので、思った通りのシールを簡単・正確に作ることができることです。シールを何の目的で使うのか、適した素材や色のご相談にも答えてくれます。
また、「シールのデザインを考えるのが難しい」という場合も、デザイン作成から依頼することもできます。
デメリットは即日完成させることが出来ないことです。今すぐに和紙のラベルが欲しいという場合以外は、自作する方がより確実な方法になります。
和紙シールの作成をする際に、いくつか注意点があります。 自作よりネット注文で専門業者に依頼するのがお勧めですので一度確認してみましょう。
和紙素材は、ミラーコート紙やアート紙など、平滑性の高い紙と比べて、表面に微妙な凹凸がありますので、インクの色が沈みます。 カラー印刷の場合は写真などは綺麗に出ないことがございますので、予めご了承ください。
写真は、上質とミラーコートに印刷した時の色の出方を比較したもの(左:上質、右:ミラーコート)になりますが、和紙素材も上質と同様に色が沈みます。色の沈み具合は色やデザインによって変わりますので、色の出方を見られたい場合は、事前に色校正をお勧めしています。また、和紙は摩擦に弱いので、印刷部分が擦れた場合、表面のインクが剥げてしまうことがございます。
【よくある質問はこちら】 >色校正はできますか?
和紙にJANコードを印刷する場合、和紙白や和紙クリームのような紙から繊維が浮き出ている素材は、インキが上手く載らない場合があります。また、クレープ紙の場合、バーコードが紙のシワと垂直になるように印刷することを推奨します。紙のシワと平行方向にバーコードを入れる場合は、バーコードの線が細い場合印刷ができないことがあるためです。
奉書紙やクレープ紙は、紙の表面に凹凸の模様があります。 この柄の向きは縦と横のどちらがご希望か、お見積りの際にご指定ください。
瓶に通常の和紙シールを貼って冷蔵すると、結露によってラベルにシワが寄ることがあります。 結露によるラベルのシワを防止するには、耐水性のある和紙フィルムでのラベルの作成がおススメです。
このように、素材の種類が豊富で様々な加工やデザインによって、商品の魅力をより一層高めてくれる和紙シール・和紙ラベルですが、凹凸があるからこそベタ印刷は難しく、イメージ通りに仕上げるためには、豊富な知識に加え、高い印刷技術が必要になります。 「ラベル印刷・シール印刷.com」なら、凹凸のある和紙の素材にも複雑なデザインを再現し、ベタ印刷で美しいシール・ラベルの制作が可能です。
凹凸のある素材にも美しく映えるベタ印刷(画像は和紙クレープです)
シール印刷の素材や加工方法など、より詳しく知りたい方はこちらでご確認ください。
「ラベル印刷・シール印刷.com」では、以下のように、様々な商品用の和紙シール・和紙ラベルの制作実績がございます。ご使用方法やデザインに合わせて、素材や加工方法、印刷方式など、ベストなシールをご提案いたします!
>コストをかけずに和紙風のシールを作る方法
和紙シール・和紙ラベルのサイズはA4サイズやハガキサイズ等、ご要望のサイズに合わせて制作いたします。 まずはお気軽にお見積りください。
W80×H90mm 長方形
紙:雲龍和紙 表面:フルカラー 特殊加工なし
※上記価格は、税別表記となります。 ※1 版代は、色数やご入稿のデータ内容によって変動します。 イラストレーター完全データご入稿の場合の価格です。 データ内容によっては別途データ作成代がかかる場合もございますので、予めご了承ください。 デザインによりましては価格の変動がある場合がございます。 ※2 既成のサイズで作成した場合。
紙:和紙コットン 表面:フルカラー 特殊加工なし
シールは、適切なシール素材・表面加工を選択する必要があります。「ラベル印刷・シール印刷.com」は、印刷会社の直営サイトですので、シール作りに関する様々なノウハウがあります。ご使用方法、貼る対象物、ご使用環境、貼付期間などの詳細をご教示ください。 最適な素材でお見積もりをご提案いたしますので、お困り事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社のラベル印刷・シール印刷のご利用方法をご紹介します。 ご指定のデザインをご入稿頂く場合はもちろん、デザイン制作の代行も安価な価格で承っておりますので、 ぜひご活用ください。
どのようなこともわかりやすく説明します。