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樹脂凸版平圧印刷機とは

印刷機械の中でも歴史が長く、古くから用いられている印刷方式を応用した機械です。
ハンコや版画の様に凹凸を施した“版”の凸部分にインキを載せ、原紙に垂直に当てインキを転写します。原紙は版を押すたびに止まり、転写するとラベル1枚分が“前に進む”を繰り返します。簡単に説明すると、紙にハンコを押すのと同じ仕組みです。単色でシンプルなデザインの印刷が得意な機械です。3色程度の商品用ラベル・シールや食品、化粧品、健康食品などに必要な表示用シールなどを印刷しています。

版が必要

機械の名前通り、「凸」の版が必要です。
出っ張りの凸面が印刷される版は、樹脂素材で作ります。

色別に版が必要です。
写真は機械の側面を撮影したもので、下の図は、黒・赤・黄色の3色の場合のイメージです。
図右端の①から③の順番で重なって印刷されていきます。

機械のイメージ


メリットは安価でできること。和紙などの柔らかな素材にも適した印刷方法です。
弊社では、シール原紙の素材に合わせた美しい仕上がりを心がけています。

凸版平圧印刷機の特徴

  • 得意なこと

    ・墨文字や色文字
    ・シンプルなデザイン
    ・単色 ・和紙素材など
    ・ベタ塗りが無いデザイン
    ・小ロット

  • 苦手なこと

    ・抜き文字
    ・細かい文字やデザイン
    ・色彩が複雑なモノ
    ・フィルム系原紙への印刷
    ・ベタ塗りの範囲が広いデザイン ・大量ロット

箔押し・エンボス加工もできる!

この機械では印刷の他に、金や銀の“箔押し”(ホットスタンプ)や、表面にでこぼことした凹凸をつける“エンボス加工”も施せます。

加工には版が必要

弊社では熱伝導率や耐久性を考え、主に銅板で版を作ります。使用するのが1度きりなど、極端に使用頻度が少ないと判断されるデザインについては、安価で加工しやすい亜鉛やマグネシウムなどを使用することもあります。

その他に、油性印刷やPP貼り(ラミネート)も可能です。

抜き型(刃型)でお好みの形のシール・ラベルが作れる!

デザインや用途に合わせた形に切り抜くために「抜き型」(刃型)が必要です。
抜き型には、切り抜くための”刃”がついており、紙製の原紙に適した「フレキシブル刃」とフィルム製の原紙に適した「ゼンマイ刃」の2種類があります。
平圧印刷機では、「ゼンマイ刃」を使用します。

当社では、さまざまなサイズの刃型を保有しています。ご希望のサイズと同じサイズの刃型を当社で保有している場合は、刃型代が不要で作成できます。
特殊な形や当社が保有していないサイズの場合は、新規で刃型を作成する必要がありますので、別途に抜き型代が必要となります。

▼箔入りロゴシール
https://label-seal-print.com/case/detail141/

▼エンボス加工とは
https://label-seal-print.com/product/processing/detail14/

▼版と型について
https://label-seal-print.com/course_seal/detail04/

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