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樹脂凸版間欠印刷機とは

シール・ラベル印刷における標準的な印刷機械のひとつで、鮮やかでメリハリのある仕上がりとなるのが特徴です。オフセット印刷機に比べると、初期投資を抑えられるためコストも高くなく、「費用を抑えながら品質も担保したい」という場合に適しています。
ブランドのロゴシールや食品ラベル、販促用のアイキャッチシールなど、幅広い印刷物に使用されています。

樹脂凸版間欠印刷機

樹脂凸版間欠印刷機の仕組み

印刷の流れは、大きく分けて次の3ステップです。

  1. 1. 版の凸部にインクをのせる
    版の盛り上がった部分(凸部)にインクローラーが触れ、インクが付着します。
  2. 2. 紙に直接、版を押し当てる
    インクの付いた版が、紙に直接ギュッと押し当てられます。
  3. 3. インクが転写される
    紙の表面にしっかりとインクが転写されます。

当社の機械では、UV(紫外線)を照射することで瞬時に固まる「UVインキ」を使用しています。1ユニット(1色)ごとに乾燥装置で硬化させながら色を重ねていきます。最大5色までセットすることが可能です。

全体図と拡大図

樹脂凸版間欠印刷機の特徴(輪転機との違い)

樹脂凸版間欠印刷機に似た機械として「樹脂凸版輪転印刷機」があります。
両者の大きな違いは、版の付け方です。

  • 間欠印刷機:シリンダーの一部にだけ版を付けるため、シリンダーの大きさに縛られず、自由なサイズで印刷が可能です。
  • 輪転印刷機:シリンダーにぐるりと1周版を巻き付け、高速で連続印刷します。ただし、シールのサイズやピッチ(シールとシールの間の隙間)にぴったり合うシリンダーがない場合、シリンダーを新調するか、シールのサイズを変更する必要があります。
  • 間欠印刷機

    シリンダーの一部に版が付いている

    間欠印刷機
    【メリット】
    • シールのサイズによる影響を受けないため、1種類のシリンダーのみで印刷が可能
    【デメリット】
    • 印刷スピードは輪転機に劣る
  • 輪転印刷機

    シリンダー全体に版が付いている

    輪転印刷機
    【メリット】
    • 高速で連続印刷が可能
    • 大量印刷(大ロット印刷)向き
    【デメリット】
    • シールのサイズによってシリンダーのサイズを変える必要がある

樹脂凸版間欠印刷機のメリット・デメリット

メリット(強み)

  • 中~小ロットでの優れたコストパフォーマンス
    オフセット印刷よりコストを抑えながら、高いクオリティの印刷ができます。
  • 力強い質感の印刷とベタが得意
    文字のフチがクッキリと濃く出る特徴があり、輪郭のはっきりしたデザインに向いています。同じ色を均一に乗せる「ベタ印刷」にも向いています。
  • 資材のロス(通紙ロス)が少ない
    印刷前の位置や色の調整時に、輪転機だと紙を流しながら確認するので紙のロス(通紙ロス)が多いですが、間欠機は機械を止めながら確認できるため、紙のロスが少なく済みます。
    そのため、高価なフィルム素材や和紙など、特殊紙の印刷にも最適です。

デメリット(弱み)

  • 印刷スピードは輪転機に劣る場合がある
    紙を前後に動かしながら印刷する構造上、常に紙が流れ続ける輪転機と比べると、印刷スピードが落ちる場合があります。ただし、近年は機械の性能が向上し、その差は縮まっています。
  • 繊細な印刷はオフセットに劣る場合がある
    写真やグラデーションなど表現は、オフセット印刷より精度が劣る場合があります。

コストと品質のバランスを重視する方におすすめ

樹脂凸版間欠印刷機は、オフセットよりもコストを抑えながら、品質の高い印刷ができる印刷機械です。
当社は、お客様のご依頼内容に合わせた印刷機械を選定しております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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