日本の紙幣の印刷技術の高さは世界一ともいわれるほどですが、2024年7月、20年ぶりの新紙幣では、偽造対策の強化として新たな工夫がさらに施されています。 この印刷技術は、金券や商品券など金銭価値を持つものや公的な証明書など信用性が高い印刷物などにも多く使用されている技術でもあります。 ここでは、「自社製品を守る」提案として、商品ラベルやシールにも反映でき、偽造防止効果が高い特殊印刷についてご紹介します。
大事な自社製品を第三者に偽造されない対策として注目されているのが「偽造防止効果が高いデザイン」です。 海外では、ラベルやパッケージを複製した模倣品や偽造品が販売されるケースが多くあります。偽造品は、正規品と比べ品質も粗悪な場合もあり、知らずに購入した消費者から「良くない」という評価がされかねません。 企業イメージやブランドイメージを損ないかねないマイナスな情報が拡散されては困ります。 そこで、水際対策として有効なのが、高い印刷技術をデザインに盛り込んだ「偽造防止デザイン」です。
商品のラベルやシールにこの技術を取り入れることで、自社製品を複製や偽造から守ることができます。
緻密なデザインと高い印刷技術を以てして偽造を防止することを目的としたものです。
デザインの一部に肉眼では見えないようなマイクロ文字や極細・極小の線や点を駆使した模様等を組み合わせることで、模造できないデザインを作ります。これが「偽造防止デザイン」です。
複雑かつ繊細な模様にすることが重要なため、印刷の技術力も必要となります。
■レース
レース織物同様1~2つの連続的な基本パターンを繰り返す装飾用フレーム。
■ギロッシュ
円や孤、波状線などの円形デザインパターンを微細線で構成した史ある線刻技法。
■リフラクション
複数のライン(線)の屈折で模様やイメージを表現。
■ラスタライゼーション
網点(ドット)を文字や図形で表現。
■レリーフ
「浮彫」という意味合いがあり、ロゴやイラスト、文字などを線画として立体的に浮かびあがるように見せる。
■マイクロテキスト
肉眼では識別できない微小文字で罫線やイラストを表現。
■エングレービング
線幅を部分的に細くしたり太くしたりすることにより、彫刻をしたように表現。
■スプリットライン
一本の線を複数の微細な線に分割することで複製を困難にする。(※欧州と米国以外での使用可能)
■ラテント 幅と線の方向を変えることで背景に文字や画像を隠すことができる。
偽造防止効果を目的にデザインを一新するのもおすすめですが、既存のロゴやデザインの一部を細微な点や線などに変更するだけで自社製品を守る「セキュリティデザイン」に変えることも可能です。
偽造防止を意識した特殊なデザインを施すことで、偽造を未然に防ぐだけでなく、偽造品も見つけやすくなり、自社ブランドイメージを守ります。
偽造防止の基本は微細なデザインの再現性です。 肉眼では見えづらい大きさの線や点で面を表現できなければ、効果や効力はありません。
複雑なデザインを作ったからと言って、印刷技術が無ければ再現できないため、印刷会社の「技術」の見せどころでもあります。
国内はもちろん、輸出など海外向け製品のデザインをご検討中の場合、偽造防止という観点も合わせたザインを検討することは重要です。 偽造防止デザインは、印刷技術レベルの高さも必要。
当社は、世界ラベルコンテストや世界を舞台に技能を競うオリンピック「技能五輪国際大会」に出場するなど、印刷技術の高さを誇っております。
また、社内にはデザイナー約20名が在籍しているので、デザインに関してもお任せください。
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偽造防止デザイン
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