業務用シール印刷のよくある失敗まずは業務用シール印刷のよくある失敗を知っておきましょう。 想定していたよりコストがかかった業務用シール印刷を行う際に、想定していたよりも実際にかかるコストが高かったというケースです。業務用シール印刷を行う際には、ある程度予算が決まった中で実施するものです。そのため、予算を超えてしまうと、どこかでコストを削減しなければならなくなります。 時間経ったらシール・ラベルの色が褪せてしまったシール印刷後、しばらく経過した後に、シールやラベルの印刷の色が褪せてしまったというケースです。業務用であることから、シールの品質が劣化してしまうことは大きな問題です。 写真が鮮明ではないシールに写真を印刷したところ、その写真が鮮明ではないことがあります。ぼやけてしまったり、ギザギザしてしまったりと品質が良くないと業務用としての用途を果たすことができません。 短納期に間に合わなかったシールの業務用シールは納期が厳密に定められていることが多いですが、あまりに納期が短いとシール印刷の制作の期間が足りず、納期に間に合わないという失敗につながることがあります。 ラベルデザインが素人っぽいのしか作れないラベルシールを作成する際に、そのラベルデザインに素人っぽさが抜けず、業務用に適さないということもあります。特に販促用などお客様の目に触れるシーンで利用されるシールの場合に利用できなくなることもあります。 パッケージとシールの色が合わない商品パッケージに貼る表示シールを制作した場合に、実際に商品パッケージに貼ってみたら、パッケージとシールの色が合わなかったというケースです。シールとパッケージの色を合わせなければならない場合には、作り直しになってしまいます。 入稿データに戻りがくる印刷会社にシール印刷を依頼した際に、入稿したデータに不備があり、戻って来てしまったというケースです。これは失敗には入らないこともありますが、納期が限られている場合に、戻りが何度も来るとスケジュールに遅延が出てしまいます。 【よくある質問はこちら】 >WordやExcel、Powerpointのデータでも印刷できますか? 素材と印刷方法の最適なものがわからないいざシールを制作したいと思っても、素材と印刷方法についての知識が乏しく、最適なものがわからないということもよくあります。 納品データの品質が低いネットプリントサービスやシール印刷会社に制作を依頼したところ、納品データが理想の品質に満たないというケースがあります。業務用なので品質は厳格に判断しなければなりません。 業務用シール印刷を成功させるための10のチェックポイント業務用シール印刷の失敗を予防し、成功させるためには、自作シール印刷を行うよりも、法人向けの業務用シールの制作を請け負っているシール印刷会社に依頼するのが賢明です。そこで次のようなポイントをチェックした上で印刷会社を選定し、実施するのをおすすめします。 1.ロットに応じた最適な機械で印刷できるか依頼する際に、確認しておきたいのがロット数と価格です。小ロットを受けていない印刷会社もあるので注意が必要です。もしくは小ロットを受けていたとしても、価格が非常に高いケースもあります。 一方で小ロットから大ロットまで幅広く対応しつつしているところもあります。そういった印刷会社では、大抵の場合、ロットや印刷内容、印刷原紙、さまざまなオプション加工に応じて最適な印刷機な印刷を選べるように複数設備し、ロットに応じた最適な機械で印刷することで、コスト低減に努めています。印刷機械の状況も確認しておくと良いでしょう。 2.原紙の仕入れコストは抑えられているか印刷会社によっては、原紙の仕入れコストが工夫されていることがあります。 例えば丸信のシール印刷・ラベル印刷サービスでは、大型工場でほぼすべての国内のシール原紙メーカー様と直接・大量取引を行うことで、製造原価の約4割~6割を占めるといわれるシール・ラベルの原紙購買価格を抑えています。 3.色褪せ対策はできているか色褪せについては、経年によってどうしても生じてしまいます。一般的には室内3か月、屋外1か月程度で褪色が始まります。 これはインキの顔料を構成する化合物の結合の強さに関係しています。色褪せを防ぐには、いくつか方法があるため、色褪せ対策をしっかりと行っている印刷会社を選びましょう。例えば褪色(退色)しづらい特別なインキで印刷したり、耐光性PPフィルムを貼ったり、褪色しづらいシルク・スクリーン印刷で印刷したりすることで対策できます。 4.写真の画質クオリティを上げる、オフセット印刷をして写真を鮮明にする写真シールのクオリティが低い場合は、もともとの写真のクオリティを上げることが一つの対策です。また印刷方法によっても変わってきます。写真を最も良く表現できるのはオフセット印刷という印刷方法となります。写真はできるだけプロに撮影してもらい、印刷会社にオフセット印刷で印刷してもらうようにしましょう。 5.特急料金の設定はあるか納期が短い場合には、印刷会社に特急料金の設定があるかどうかを確認し、対応してもらいましょう。 6.シールのプロデザイナーは在籍しているか自分でデザインデータを作るのがむずかしい場合には、印刷会社に代行してもらうのをおすすめします。その場合、シールやラベルの印刷特性や材質にも精通したプロのデザイナーが在籍しているかどうかを確認しましょう。自分にとって理想的なシールデザインを行ってもらうことができるはずです。 7.パッケージ制作もシール印刷と同時に任せられるかパッケージとシールの色が合わないトラブルは非常に厄介な問題です。この問題を予防するには、パッケージとシールの両方を同じ会社に委託することが考えられます。 例えば丸信では、同一敷地内にパッケージ(紙箱・化粧箱)を印刷・加工する別工場があり、パッケージの制作とシールの制作を同時に承ることができます。先に印刷したほうを色見本として、パッケージとシール・ラベルの色を合わせることができるので、色が合わないトラブルを回避できます。 8.入稿データの作り方は適切かシール印刷の入稿データの作り方は、はじめての場合は戸惑うことも多いでしょう。その場合には遠慮なく印刷会社に問い合わせて適切な方法で作りましょう。 どうしても作ることができない場合には、入稿データの作成を代行してもらうのも一案です。 9.用途や目的は明確になっているかこれから作るシールの用途や目的は明確になっているでしょうか。明確になっていなければ適した素材や印刷方式を選定することができません。印刷会社に相談する時も、まず用途や目的を明確にした上で相談することで、スムーズに理想のシールを作ることができるでしょう。 10.実績豊富で技術力があり信頼のおけるシール印刷会社かシール印刷会社を選ぶ際には、さまざまなポイントで選ぶ事になるでしょう。その中でも、シール制作は独特な技術が必要であるため、実績が豊富で技術力があって、信頼のおけるシール印刷会社であることを一番のポイントとして選定するのをおすすめします。 まとめ業務用シール印刷を行う際には、失敗を防ぎ、成功につながるように、今回ご紹介したポイントを押さえて実施されるのをおすすめします。 はじめての場合は、ご不安やご不明点が多くあるかと思います。その場合にはお気軽に丸信のシール印刷・ラベル印刷サービスにご相談ください。どのようなお悩みでもご対応いたします。 安心のサポート、10,000社以上の実績これまでに10,000社以上の実績を持ち、仕様策定からデザイン・印刷加工・出荷までシール作成に関するあらゆる業務をサポートします。 確かな技術力さまざまな印刷機を約60台保有しており、原紙や粘着材、インキなどの知識や技術を有したオペレーターも在籍しています。これまでの経験で培った知識や職人的な技巧の数々で、お客様の大切な商品づくりのお手伝いをいたします。 CO2ゼロ印刷当社のシール・ラベル、パッケージ等の印刷工場を含む本社事業所は、二酸化炭素(CO₂)排出量が実質ゼロ(※)となる仕組みで運用しています。 ※「サプライチェーン排出量」のスコープ1およびスコープ2が対象。 シールやラベル印刷でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。